2019年2月2日、熱海桜の撮影に行ってきました。
撮影場所は、静岡県熱海市糸川遊歩道です。
熱海桜は、日本一早く咲く寒桜です。
毎年、河津桜の撮影をしています。
熱海桜はさらに河津桜より早く咲くので、ぜひ写真を撮ってみたいと思っていました。
さて、熱海市糸川沿いに咲いている熱海桜はどんな感じだったでしょうか?
スポンサードリンク
熱海桜について
熱海桜のルーツは下記のようになっています。
「あたみ桜」は毎年1月上旬~2月に咲くインド原産の寒桜の一種で、明治4年頃イタリア人によってレモン・ナツメヤシとともに熱海にもたらされ、その後先人たちの努力により増殖が行われました。市内の多くの場所に植栽され、下田の御用邸(昭和47年)や伊勢神宮(昭和48年)、 東宮御所(昭和51年)に献上されたことにより、広く知られるところとなりました。
昭和40年に開かれた「花いっぱい運動」で「あたみ桜」と命名され、 昭和52年4月10日(市制40周年記念)に熱海市の木に指定。熱海ニュース 第9回あたみ桜糸川桜まつり より引用
寒桜は、いろいろな地域で咲いています。
熱海桜は、台湾・沖縄産の【カンヒザクラ】と日本の温暖な地域に自然に分布している【ヤマザクラ】が親と推定されています。
違う種の桜が、自然交配してその地域だけの桜になるのが面白いところです。
【熱海桜の花期】
1月〜2月中旬
【最寄り駅】
JR熱海駅(駅から徒歩約15分)
JR来宮駅(駅から徒歩約10分)
あたみ桜 開花情報 | 熱海市公式ウェブサイト – 熱海市役所
ちょうど満開見頃の熱海桜に出会えることができた
今回、熱海桜が今年初の桜撮影になります。
熱海桜の開花状況を何度もチェックしていました。
見頃と知り、撮影に行く予定の日まであまり眠れませんでした。
どちらかというと、ソメイヨシノより寒桜のほうが好み。
花のピンクの色がやや強めな感じが気に入ってます。
埼玉を得意の早朝5時出発。
熱海市糸川遊歩道に午前8時に到着しました。
まだ、この時間帯だと光がやや黄色っぽいです。
午前11時くらいになると、光が青っぽくなって風景がスッキリしてきました。
太陽の位置もよく、空が青く綺麗に見えるようになります。
午前中だと程よい感じに人が多くありません。
写真をゆっくり撮るにはいい時間帯だと思います。
このトラみたいな像はなんだろうか?
でも熱海桜にとっても合っている不思議な光景です。
今回は広角ズームレンズで撮影した写真がいい感じでした。
熱海の桜😊
広角ズームレンズで撮ってみました🤗
X-T2+XF10-24mmF4 R OIS😋#熱海桜#寒桜#桜#xt2 pic.twitter.com/JS3whXeHdY
— Yamato Takahide 大和貴英 (@takaphotoslog) February 2, 2019
メジロを撮影している人などもいて、みんな思い思いに熱海桜を楽しんでいます。
メジロを撮影してみました。
でも、熱海桜から顔をのぞかせるくらいで、メジロの全身の写真を撮ることができませんでした。
また、別の桜の撮影の時にメジロを撮りたいと思います。
スポンサードリンク
熱海桜を美しく撮影する方法
毎年梅や桜の時期になると、どんな感じに写真を撮ればいいか悩みます。
熱海桜は少し花の色が濃いので、花全体のメリハリがつけやすいと思いました。
●どんな写真を撮りたいか?
青い空を背景にして熱海桜を映えさせたい。
熱海桜の花に動きをつけてみたい。
●実際に撮影現場で意識したこと
広角ズームレンズを使ってわざと歪みを出して撮影してみた。
ボケを加減をうまく調整して、前後の奥行きを表現して撮影した。
●使用したカメラ
D810
X-T2
●使用したレンズ
富士フイルムXF16-55mmF2.8 R LM WR
富士フィルムXF10-24mmF4 R OIS
タムロンSP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
タムロン100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
今回はカメラは2台、レンズは4本持って行きました。
広角ズームレンズで桜を撮影したことがありません。
ちょっとXF10-24mmF4 R OISのレンズをメインにして撮ってみました。
広角側のレンズの歪みが、枝の動きを作ってくれて躍動感があります。
Fujifilm X-T2+XF10-24mmF4 R OIS 焦点距離10mm ISO200 絞りF4 シャッタースピード1/1000秒
Fujifilm X-T2+XF10-24mmF4 R OIS 焦点距離10mm ISO200 絞りF4 シャッタースピード1/1400秒
Fujifilm X-T2+XF10-24mmF4 R OIS 焦点距離10mm ISO200 絞りF8 シャッタースピード1/320秒
Fujifilm X-T2+XF10-24mmF4 R OIS 焦点距離10mm ISO200 絞りF8 シャッタースピード1/280秒
Fujifilm X-T2+XF10-24mmF4 R OIS 焦点距離10mm ISO200 絞りF4 シャッタースピード1/1100秒
今度は、望遠ズームレンズSP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2を使って撮影しました。
前後をボカして立体感のある写真を撮るイメージで撮影。
Nikon D810+TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 焦点距離200mm ISO100 絞りF3.5 シャッタースピード1/1600秒
Nikon D810+TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 焦点距離200mm ISO100 絞りF2.8 シャッタースピード1/1600秒
最後は標準ズームレンズXF16-55mmF2.8 R LM WRで撮影しました。
普通にキレイに熱海桜を記録するには、やっぱりこのレンズです。
Fujifilm X-T2+XF16-55mmF2.8 R LM WR 焦点距離55mm ISO200 絞りF3.6 シャッタースピード1/680秒
Fujifilm X-T2+XF16-55mmF2.8 R LM WR 焦点距離47mm ISO200 絞りF3.6 シャッタースピード1/900秒
まとめ
いかがでしたでしょうか?
熱海桜は日本一早く咲く桜なので、春を早めに感じることができます。
河津町の河津桜より早く咲きます。
桜撮影は始まったばかりなので、またキレイな桜を撮っていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
もし、熱海桜を見逃してしまったなら、ぜひ来年訪れていただければと思います。
関連記事