今回は、梅雨の季節に綺麗に咲く紫陽花を撮影する方法です。
くもりや雨が多いどんよりとした時期に、ピンクやブルーやパープルなどカラフルな花を咲かせてくれる紫陽花。
なかなか印象的に写真を撮るのは難しかったりします。
それでは、紫陽花を印象的に撮影する方法を話していきましょう。
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まずは紫陽花を撮影する天気を考える
紫陽花を綺麗に撮るのには、天気を考えるのが大切。
季節季節に咲く花は、その季節に合った光がとても綺麗な花に映ります。
紫陽花は梅雨の季節の花なので、くもりや雨の優しい光がお似合い。
なるべく、くもりや雨の日をねらって撮影にいきます。
決して、晴れの日が良くないわけではないです。
ただ、紫陽花本来の美しさを引く出すにはくもりや雨の日がベスト。
紫陽花を綺麗に撮影する8つ方法
下記の撮影方法があります。
撮影方法を組み合わせて、撮影することが多いので明確な分け方は難しいです。
ただ、そのような感じで撮るとバリエーションが増えると理解してもらえば良いです。
- 日の丸構図で真ん中に撮る
- 横から撮る
- 少し上から撮る
- 前後ぼかして撮る
- 正面から紫陽花のパターン模様を撮る
- 紫陽花を主題にし風景やスナップを撮る
- 望遠レンズで圧縮して撮る
- マクロレンズで接近して撮る
●日の丸構図で真ん中に撮る
花だけでなく、写真の構図の基本で、真ん中に被写体をおく撮影方法です。
紫陽花は大きいので、写真の真ん中に撮影すると、目の前にあるかのような存在感があります。
ここから派生して、前後をぼかしたりして撮影方法を変えていきます。
まずは、紫陽花を綺麗にど真ん中に撮ってみましょう。
●横から撮る
紫陽花を横から撮ってみます。
ぽつんとたった一つの紫陽花を撮ってみたり、後ろにたくさんの他の紫陽花があったりと、いろいろな感じが撮れます。
前後のボケの感じを掴むのに、わかりやすい撮り方です。
紫陽花の場合、強くない逆光で逆光やサイド光が当たると雰囲気も変わります。
●少し上から撮る
少し上から紫陽花を撮って立体感を出します。
前後に紫陽花などあると、さらに立体感が増しました。
前後ボケを作って撮ると思ったような写真になります。
●前後ぼかして撮る
基本的に、主役の紫陽花を真ん中に配置して、前と後ろに脇役の紫陽花を置いて撮影します。
絞りは、主役の紫陽花の前後の紫陽花の距離で決まるので、自分の好みのボケになるまで調整。
こういう写真が一番奥行き感が出て、紫陽花がいっぱいを表現できる撮り方です。
●正面から紫陽花のパターン模様を撮る
いくつもの紫陽花が咲いているところをわざと平面状に撮影した写真です。
iPadなどの壁紙にするために撮ったりしました。
紫陽花のパターン模様を写真にするのも面白いです。
撮影する時は、F5.6に絞って撮影しています。
●紫陽花を主題にし風景やスナップを撮る
前に説明した、前後ぼかして撮るの発展形です。
主役の紫陽花の前に脇役の紫陽花、後ろに人々を入れて撮りました。
紫陽花ばかりだと飽きるので、人を入れたり他の構造物を入れたりすると、また違った紫陽花の写真になります。
●望遠レンズで圧縮して撮る
1枚目の写真は焦点距離135mm。
2枚目の写真は焦点距離85mm。
強烈な圧縮効果を使っていませんが、紫陽花が密になった感じで撮っています。
紫陽花の前後距離があるときに、望遠レンズで撮影すると沢山の咲いているように表現できます。
●マクロレンズで接近して撮る
マクロレンズを使って近接で撮影すると、細かく大きく紫陽花が撮れます。
大きく撮影できる分似たようになるため、構図の工夫が必要。
沢山枚数は撮りませんが、印象に残る写真を撮るためにマクロレンズを使います。
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紫陽花撮影のレンズの種類と参考
参考として、紫陽花の撮影で使っているレンズと使いかたを紹介します。
撮影カメラは、ニコンD810/ソニーα7R III/富士フイルムX-T4を使います。
- 標準ズームレンズ
- 単焦点レンズ
- マクロレンズ
- 望遠ズームレンズ
- 広角ズームレンズ
●標準ズームレンズ
- XF16-55mmF2.8 R LM WR
富士フイルムX-T4にXF16-55mmF2.8 R LM WRをつけて撮影します。
イメージセンサーは、APS-Cサイズです。
あまりボケすぎないので、紫陽花の撮影には使いやすい標準ズームレンズです。
焦点距離は35mm(35mmフィルム換算で53mm相当)を撮影することが多く。
次に焦点距離16mm(35mmフィルム換算で24mm相当)と55mm(35mmフィルム換算で84mm相当)で紫陽花を撮影します。
レンズ側で絞りを変えることができるので、とても便利。
紫陽花に近づいての撮影では、F2.8〜F3.6の絞り値を使います。
主役の紫陽花と脇役の紫陽花の距離関係で、ボケ具合を調節するために絞り値をF4〜F5.6したりもします。
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●単焦点レンズ
- SEL85F18
ソニーα7R IIIにSEL85F18をつけて撮影します。
フルサイズの中望遠レンズなので、圧縮効果やボケを大きくしたいときに使います。
このレンズを使うと、富士フイルムの標準ズームレンズとは違った感じの写真表現できました。
F2.8を絞り値の基準にして、開放にしたり、絞ったりしてボケの加減をして撮影します。
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●マクロレンズ
- AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ソニーα7R IIIにマウントアダプターCM-ENF-E1 PROを使います。
そして、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDをつけて撮影。
AFがうまく効かないため、マニュアルフォーカスで紫陽花の写真を撮っています。
ソニーEマウントのマクロレンズは何種類かありますが、焦点距離やレンズの仕様が合わずこのレンズをわざわざ選びました。
マクロレンズの使い方はあまりせず、普通に60mmの単焦点レンズとして、ボケの美しさを楽しみます。
XF16-55mmF2.8 R LM WRやSEL85F18とも違うボケ加減が気に入っています。
ほぼF2.8で紫陽花を撮影します。
マクロレンズ撮影の時は、F5.6くらいで撮影。
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●望遠ズームレンズ
- SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
ニコンD810にタムロンSP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2をつけて撮影。
ボケを大きく、圧縮効果、遠い被写体を寄せるそのような撮影で使います。
この焦点距離の望遠ズームレンズは重いので、D810本体の重さがバランスが良いためこの組み合わせ。
焦点距離135〜200mm、F3.5〜F4の設定で使うことが多いです。
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●広角ズームレンズ
- XF10-24mmF4 R OIS
富士フイルムX-T4にXF10-24mmF4 R OISつけて撮影します。
よほど撮影のアイデアのない限り使いません。
たまにわざと遠近感を強調したい時、紫陽花に思い切り寄って撮影することはあります。
撮影に使用する頻度は、本当に少ないですが一応持っていくレンズです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
紫陽花の撮影方法について説明しました。
レンズや構図を変えることで、紫陽花のいろいろな表情を写真に撮ることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
綺麗に紫陽花を撮影する参考にしていただければと思います。