2022年3月16日、DxO PureRAW 2が発表されました。
PureRAWはRAWデータを最適化するアプリとして導入しています。
いつも使う訳ではないですが、ここぞという時に使ってきました。
今回は使い勝手の向上と富士フイルムのRAWデータを扱えるようになったとのこと。
富士フイルムのミラーレス機を使っている身としては嬉しいお知らせでした。
さて、PureRAW 2はどんな感じのアプリでしょうか?
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PureRAW 2の特徴について
PureRAW 2に進化して、もちろん使い勝手が向上しています。
- Lightroom Classicから直接RAWファイルの適正化
- MacのFinderから直接RAWファイルの適正化
- 富士フイルムのRAWファイルを扱えるようになった
●Lightroom Classicから直接RAWファイルの適正化
今までのPureRAWはスタンドアローンでしか使えなかったので、都度アプリを立ち上げてそこから処理をしていました。
それが、Lightroom Classicと連携して処理ができます。
Lightroom Classic上で写真を選んで連携プレーでPureRAW 2でデータの適正化できました。
【ライブラリモジュール】または【現像モジュール】で、処理が進めることができます。
【ファイル】→【プラグインエクストラ】→【DxO PureRaw 2 プラグインで処理する】の手順。
そうすると、こんな表示ができて来ますので自分の好みで処理を進めます。
ここでは処理方法【DeepPRIME】、出力方法【DNG】にして処理させました。
時間がかかるのですが、Lightroom Classicに処理されたデータが表示されます。
●MacのFinderから直接RAWファイルの適正化
Lightroom Classicを使うことがほとんどないですが、Finderからも写真を選んでPureRAW 2の処理を行えます。
処理したい写真の上で右クリックします。
クイックアクションで、4つの中から選べました。
ここでは、一番上の【DNGに処理】を選んで【DeepPRIME】にします。
●富士フイルムのRAWファイルを扱えるようになった
富士フイルムのミラーレス機のRAWファイルでも処理できるようになりました。
富士フイルムのRAWファイルは、【.RAF】という拡張子がついたファイルになります。
これは結構、富士フイルムX-T4で撮影している身としては嬉しい進化。
ただ、富士フイルムの写真はノイズが味になることがあるのでそこはうまく見極めて使います。
どちらかというと、ソニーα7R IIIで撮影したRAWデータを処理することが多くなると思いました。
PureRAW 2を使う理由について
ここからは個人的な話になりますが、PureRAW 2を使う理由についてです。
いつも処理に使っているわけでなく、ここぞというときに使って来ました。
ブログ記事の写真、丁寧に写真を仕上げたい時など。
どちらかというと、【ノイズ除去】の処理というよりは下記の2つの適正化のために使用しています。
- シャープネス
- 花の色味を良くする
●シャープネス
シャープネス改善に使うことはよくあります。
Lightroom Classicでシャープネスを調整してもいいのですが、木の枝とかはPureRAW 2で処理した方がいい場合が多いです。
同時に、パープルフリンジも低減してくれたりしました。
●花の色味を良くする
ソニーα7R IIIで花を撮影した場合、パープルとマゼンダの色表現が実際の見た目と違うことがよくあります。
その色補正で使ったりします。
他の色でも花の色が見た目に近くなり、色味が良くなったりするのでPureRAW 2で処理して来ました。
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PureRAW 2を使って実際のデータで最適化をしてみた
PureRAW 2を使って実際のデータで最適化をしてみました。
α7R III+SEL70200GM2で撮影してRAWデータを使います。
最適化した結果。
- レンズ補正による周辺減光の改善
- 水仙の黄色とオレンジ色の発色が良くなりました
ここから現像処理を始めますが、ここまで最適化されると自分好みに仕上げるのが楽になると感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
PureRAW2に進化して、使い勝手が一段よくなりました。
富士フイルムのミラーレス機を使っているので、RAWデータの処理が可能になったのは個人的にうれしいポイントです。
一部もうちょっと処理が速いといいなという部分もまだありますが。
頻繁にまたは大量にRAWデータを処理するわけではないので深刻な問題になりませんでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
興味がありましたら、一度DxO PureRAW2のデモ版を使ってみてはどうでしょうか?
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