今回は、自分が使っているトーンカーブプリセットを6つ紹介します。
トーンカーブを使うのが難しいという声をよく聞いてきました。
そこでトーンカーブを気軽に使う考え方の一つとして提示。
そして、実際にどんな風にトーンカーブを使っているか話していきます。
トーンカーブを使ったことない方や、トーンカーブの使い方に悩んでいる方の参考になればと思います。
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トーンカーブをどういう風に使うかを考えてみる
まず大切なことは、トーンカーブをどういう風に使うかを考えてみます。
必要なければトーンカーブを使う必要がないと思いますし。
必要ならどんな風にトーンカーブを使うかを考えます。
大きく2つの考え方になるかと思います。
- まず基本補正などで調整してから、次に補正のためにトーンカーブを使う
- まずトーンカーブで写真表現の方向性を決めてから、次に基本補正などを調整する
今回は、二つ目のまずトーンカーブで写真表現の方向性を決めてから、次に基本補正などを調整するでトーンカーブを使っていきます。
絵を描く感じのように大雑把にデッサンしていくような気持ちで、トーンカーブを調整します。
一つ目の補正のためにトーンカーブを使う方法だと、調整範囲を絞ってピンポイントで変化させる必要があるので難しくなります。
トーンカーブにまず慣れることから、二つ目のアプローチでトーンカーブを使っていきます。
トーンカーブの基本について
トーンカーブの基本について。
下記3つに分けて説明していきます。
- トーンカーブの仕組み
- トーンカーブの基本形
- トーンカーブの調整範囲
●トーンカーブの仕組み
トーンカーブの仕組みについて。
まず線上に任意のポイントを設定します。
それを動かすことによって、調整していきます。
ポイントを赤い三角形のエリアに動かす→写真は明るくなります
ポイントを青い三角形のエリアに動かす→写真は暗くなります
●トーンカーブの基本形
トーンカーブの基本カーブについて。
基本的なトーンカーブの形があります。
まず、線上ポイントを3つ設定します。
わかりやすく均等にポイントを配置しました。
Macの場合、optionを押しながらポイントを打つと線が乱れません。
それぞれのポイントを下記の形になるようにポイントを動かします。
【S字】のトーンカーブになります。
これが基本形です。
●トーンカーブの調整範囲
トーンカーブの調整範囲について。
下記の部分あたりを変化させ、暗くしたり、明るくしたりして自分好みの写真に仕上げます。
- 左下のあたりは、シャドウ
- 中間のあたりは、中間色
- 右上のあたりは、ハイライト
詳しい写真付きの記事がありますので、参考にしてみてください。

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トーンカーブの6つのプリセットを紹介します
Lightroom Classicで使用しているトーンカーブの6つのプリセットを紹介します。
トーンカーブの仕組みを分かって、慣れてもらえばと思います。
今回は、X-T4で撮影した写真を2枚使います。
●トーンカーブその1
このトーンカーブは、Lightroomで写真の現像や編集でよく使うトーンカーブです。
コントラストを少し強いが、わざと若干メリハリをなくす感じ。
必要な時に、右から2つ目のポイントを上げることで、S字カーブが強くなりメリハリのコントロールします。
●トーンカーブその2
このトーンカーブは、その1のトーンカーブに似ています。
が、若干メリハリがありますがコントラストが少し弱く、中間のトーンのハイライト寄りの部分を明るく調整。
その1とその2は、写真に適応して合っている方を使います。
●トーンカーブその3
このトーンカーブは、メリハリもあり、コントラストも強い感じです。
●トーンカーブその4
このトーンカーブは、逆S字にすることでメリハリのなさを強調します。
●トーンカーブその5
このトーンカーブは、全体的にマット感を強めに写真を仕上げるためです。
●トーンカーブその6
このトーンカーブは、中間あたりのトーンを明るくするための設定です。
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トーンカーブを設定してからの写真現像の作例について
トーンカーブから3つ選んで、その後調整してみました。
最初に設定したトーンカーブの方向性は変わらず、写真が仕上がります。
●トーンカーブその1の仕上がり
●トーンカーブその4の仕上がり
●トーンカーブその6の仕上がり
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トーンカーブの使い方は複雑で難しいところがありますが。
まず、表現した方向性をトーンカーブで表現します。
次に基本補正、HSL、カラーグレーディングやディテールなどを調整すると、トーンカーブが使いやすくなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
トーンカーブを使って遊んでみる感じで、まず試してみると写真の仕上がりが楽しくなります。