あっという間に桜の季節が終わり、つつじの季節がやってきました。今年は5月3日に、東京青梅にある塩船観音寺と薬王寺のつつじの花を撮影してきました。
昨年は4月30日に塩船観音寺と薬王寺を訪れて、少しつつじの見頃の時期が終わっていて、いい感じに撮影することができませんでした。
今回は、 Nikon D750に広角ズームレンズAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDをつけて、D810には標準ズームレンズAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRとTAMRONの望遠ズームレンズSP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACROを取り替えながら撮影しました。
さて、今年の塩船観音寺と薬王寺のつつじの花はどうだったでしょうか?
スポンサードリンク
素晴らしい色彩に覆われた塩船観音寺のつつじの山
今回は塩船観音寺と薬王寺のつつじの話をしてから、両方のお寺の話をしていきたいと思います。まずは、塩船観音寺のつつじの話をしていきます。
今年の塩船観音寺のつつじはいい時期に訪れることができました。いろいろな場所に花の撮影に今までたくさん行っていますが、なかなか見頃の時期に訪れるのは難しいです。
天気は完全の晴れでなく、時折曇ったり晴れたり、薄い雲がかかっていたりと、実は写真を撮るには、つつじの花や葉の光の跳ね返りを少し和らげてくれたので、いい感じに撮影できました。
塩船観音寺では、70-200mmの望遠ズームレンズで撮影するのがお気に入りです。
70-200mmの望遠ズームレンズで、上から撮影するとつつじの色鮮やかさを写し出すことができます。こういう感じの構図がいいです。
こちらは下から塩船平和観音を撮影しました。結構、観音様の真正面に立って撮影するのが難しいです。
こちらも70-200mmの望遠ズームレンズで撮影したものです。少しジオラマっぽい感じに撮れています。
こちらは広角ズームレンズで撮影しました。逆光気味だったので、少し色が綺麗に撮影できなかったのが残念でした。
今回、全部載せられないくらいたくさん撮影してしまいました。それほど塩船観音寺のつつじの花は見事でした。また、来年も塩船観音寺を訪れて撮影したいと思っています。
杉の木に隠れて鮮やかさを演出する薬王寺のつつじの山
薬王寺のつつじもいい時期に訪れることができました。塩船観音寺の大きなつつじの山は、圧倒される美しさもいいですが、薬王寺の小さなつつじの山の慎ましい美しさのほうが、自分の好みのような気がします。
報恩院から六地蔵のほうを通って、定番構図を撮影しました。杉の木がいい感じにつつじを引き立てています。
薬王寺のつつじの山もそれなりの大きさがあります。言葉の表現が正しいのかわかりませんが、擬似的に四国八十八ヶ所を回ることのできる道を通りました。
つつじの山を左側から登って不動堂まで到着し、また元来た道を降りてきて撮影しました。広角ズームレンズを持って行ったのは良かったです。
こちら薬王寺のつつじもいい感じに咲いていて、見ごたえがあり自然とシャッターを切る回数が多くなりました。
塩船観音寺について
塩船観音寺は、大悲山塩船観音寺といい真言宗醍醐派のお寺です。本尊は円通閣に安置されている十一面千手千眼観世音菩薩です。円通とは観音菩薩のことです。
仁王門は皮葺屋根です。合掌一礼して入りました。
塩船観音寺山内図です。お寺好きはこういうのを見るとドキドキします笑。
仁王門を通り過ぎ、参道を歩いていくと阿弥陀堂があります。自分の家の宗派は阿弥陀如来が本尊の宗派です。宗派が違うからといって、無視できないので「オンアミリタテイセイカラウン」と真言を唱えました。
実は今回は阿弥陀堂と本堂(円通閣)を撮るために広角ズームレンズ持ってきました。これだけのためにです。
阿弥陀堂を過ぎると入山料を支払う場所があります。大人300円支払いました。つつじの維持運営費用に使っていただけると良いと思いながら支払いました。
さらに参道を進んでいきます。薬師堂や本堂がある方向に歩いて行きました。
なだらかな階段を登り切って、左手のほうに薬師堂があります。
さらに階段を登ると、本尊の十一面千手千眼観世音菩薩が安置されている本堂(円通閣)があります。ちょうどこの時期、十一面千手千眼観世音菩薩をご開帳されていてお姿をちらりと拝見しました。
今回は広角ズームレンズを持ってきたので、真正面を失礼して本堂を撮影しました。輝度差が激しいのでここを撮影するのは苦労しました。さすがに人が多い時期なので、ハーフNDフィルターを持ってきませんでした。
本堂を左手に坂を下りていくと、護摩堂とつつじの山が見えてきました。この時点の撮影時間は午前7時50分でした。この後、午前10時40分までつつじの撮影をしました。
塩船観音寺の駐車場に車を停めたのが、7時20分頃だったのでつつじの山まで30分も撮影しながらかかりました。普段、ひどい時はお寺の山門で30分くらい撮影していることもあります笑。
この日5月3日は、例大祭柴燈護摩火生三昧火渡荒行と言う火渡り荒行の行事がありました。次の薬王寺のつつじの撮影をするために見ることはできませんでしたが、たくさんの人々が集まっていました。
仁王門でまた合掌一礼して塩船観音寺を出ました。そして、塩船観音寺の駐車場に来た時に、火渡り荒行をこれからする修験者たちとすれ違いました。
撮影で真言宗のお寺を訪れることが多いですが、是非訪れてくださいという雰囲気のお寺が多いです。個人的には、真言宗智山派のお寺が肌感覚的ですが合っている感じがします。
スポンサードリンク
薬王寺について
薬王寺は、七国山薬王寺といい真言宗豊山派のお寺です。本尊は薬師如来です。大きなお寺より、こじんまりとした感じのお寺なので落ち着きます。それでも都内のお寺よりは、それなりの寺領があります。
山門で合掌一礼して入りました。
本堂は報恩院と額が掲げられていました。仏教の言葉は難しく奥が深いのですが、報恩は誰かのために頑張り、また誰かの頑張りで自分も生かされることに感謝することだと思います。この記事も誰かのためになればいいなと思います。
つつじの山を登りきったところに不動堂があります。不動明王が安置されています。なかなか阿弥陀如来の真言のように、不動明王の真言を覚えることができません。今年こそ覚えます。
山門でまた合掌一礼して薬王寺を出ました。山門を出たところに白いつつじだと思いますが、綺麗だったので撮影してしまいました。
つつじの花とお寺を同時に楽しめたのは、贅沢な時間を過ごしたなと思いました。
東京青梅にある塩船観音寺と薬王寺のつつじのまとめ
塩船観音寺と薬王寺の両方ともつつじの花の鮮やかさは素晴らしかったです。淡い色の桜の花の後につつじの花を見ると、夏が近づいてくるんだなと感じます。
来年も、参拝のついでにつつじの花を楽しみながら、撮影をしたいと思います。70-200mmの望遠ズームレンズを新しいものに替えようと考えているので、またいい写真が撮れるように修行を続けます。
撮影で訪れる方は、70-200mmの望遠ズームレンズを持っていくのがオススメです。
大悲山塩船観音寺
七面山薬王寺