東京青梅の塩船観音寺と薬王寺のつつじの花を撮影をしてきた

東京青梅 塩船観音寺 つつじ寺院

春のやさしい日差しから、初夏のような強い日差しに変わる時期につつじの花が開花します。花の種類で季節の移り変わりを感じながら、月日を感じながら楽しめる日々が続きます。花の撮影を楽しめる場所というと寺院もそういう場所のひとつだと思います。今回は東京都青梅市にある真言宗寺院の塩船観音寺薬王寺を訪れて、つつじの花の撮影をすることにしました。さて、今回のつつじの花の撮影はどのような感じになったのでしょうか?

人のこころを癒してくれる塩船観音寺のつつじの山

塩船観音寺東京都青梅市塩船にある真言宗醍醐派寺院で、大悲山塩船観音寺といいます。大悲とは観音さまのことを表しています。山号で補陀落(ふだらく)がつく寺院がありますが、この補陀落観音さまの住んでいる場所を表しています。大悲補陀落の文字があると、本尊は観音菩薩さまになるようです。塩船観音寺の本尊は、十一面千手千眼観世音菩薩さまです。寺院の山号院号寺号にはちゃんと意味があるんですね。まずは、塩船観音寺山内図をみて寺領内の堂宇がどんな感じを見てみました。

東京青梅 塩船観音寺 山内図

気になったのは阿弥陀堂で、真言宗の寺院ではあまりみられないので、天台宗の影響があるのかなと最初思いました。塩船観音寺の歴史に出てくる安然(あんねん)という僧は、後で調べてみると、大日経を中心とする密教重視を進めて天台宗においての密教を大成した方のようです。天台宗真言宗は関わりを持っているので、現在真言宗の寺院であることは不思議なことではありません。そんなことを思いながら、仁王門をくぐり塩船観音寺山内に入りました。

東京青梅 塩船観音寺 仁王門

つつじまつりの期間中は、入山料大人300円と駐車料普通自動車700円がかかりました。早速つつじの山のほうへ向かいました。まずは、護摩堂弘誓閣の側から平和観音さまとつつじを撮影しました。護摩堂弘誓閣の裏手に周り、平和観音さまを下から見上げて撮影をしました。

東京青梅 塩船観音寺 つつじ

東京青梅 塩船観音寺 つつじ

つつじの山の左側を登って平和観音さまの所まで目指しながら、つつじの花の様子を撮影していきました。

東京青梅 塩船観音寺 つつじ

平和観音さまの近くまで登ってきてました。そして、平和観音さまの場所に登り西の方向を見てみると、富士山の山頂を見ることができました。この日は天気がよく空気も澄んでいましたのでよく富士山を撮影できました。

東京青梅 塩船観音寺 平和観音

東京青梅 塩船観音寺 富士山

つつじの山の上にある平和観音さまの足元から、護摩堂弘誓閣のほうを上から下へ撮影をしてみました。つつじに囲まれて塩船の名のように船のように見えました。

東京青梅 塩船観音寺 つつじ

登ってきた反対側を下りながら、つつじの山を撮影し続けていきます。うまくTAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO (Model A001N II)の望遠ズームレンズも使いながらつつじの山を楽しむ人々も撮影していきました。

東京青梅 塩船観音寺 つつじ

東京青梅 塩船観音寺 つつじ

塩船観音寺つつじの山は、もともとヤマツツジが自生してたところに、昭和40年につつじ園構想が計画され、翌年よりつつじの植栽が始まり現在のような姿になっています。つつじ園山頂にある平和観音さまは比較的新しく平成22年に落慶(らっけい)されたようです。約5千坪のつつじ園に、約20種2万本のつつじが植栽されていて、見事な風景を生み出していました。

東京都青梅市塩船194

仏にお供えするためにある薬王寺のつつじの山

薬王寺は、東京都青梅市今井にある真言宗豊山派の寺院で、七国山薬王寺といいます。本尊は、寺号の薬王の名でわかるように薬師如来さまです。塩船観音寺とは違い訪れる人よりは少なく感じましたが、僕が訪れ前に知っていた情報よりは、薬王寺つつじを見に訪れる人は多かったように思います。薬王寺つつじの山は本来仏にお供えするためのようです。そのことを心に留めながら、つつじの花を撮影しました。薬王寺山門をくぐり本堂前に来て、つつじの山のほうをみました。少し来るのが遅かった感じでした。

東京青梅 七国山薬王寺 山門

東京青梅 七国山薬王寺 つつじ

つつじの山のほうへ向かって歩きながら撮影しました。咲いてるつつじの花は少ないですか咲いている場所を探してうまく構図を考えながらシャッターを切っていきました。

東京青梅 七国山薬王寺 つつじ

東京青梅 七国山薬王寺 つつじ

東京青梅 七国山薬王寺 つつじ

つつじの山のなかに「四国八十八ヶ所霊場お砂踏み道」と敷石の一枚一枚に四国八十八ヶ所の札所の名前が刻まれていて、境内を巡るだけでお遍路巡りにできるようになっていました。

東京青梅 七国山薬王寺 お遍路

つつじの山の頂上まで登ってみると、倶利伽羅剣(くりからけん)の石碑がありました。もしかしたら、不動明王さまがいる不動堂かなと思い近づいていきました。不動尊と額が掲げられ、右のほうに明治13年に成田山奉納という額が掲げられていました。分閣と書かれていることから、成田山不動明王さまをのれん分けしたみたいなことでしょうか?不動明王さま阿弥陀如来さんと同じようによくお参りするので、特別な思いで不動堂を撮影しました。

東京青梅 七国山薬王寺 倶利伽羅剣石碑

東京青梅 七国山薬王寺 不動尊

東京青梅 七国山薬王寺 奉納成田山分閣

東京青梅 七国山薬王寺 不動堂

不動堂をあとにして、つつじの山の上から薬王寺本堂のほうを撮影しました。寺領の庭園をしっかり手入れがされていて心地のよいほどの寺院風景です。

東京青梅 七国山薬王寺 本堂

塩船観音寺つつじの山よりは、規模は小さいですが庭園の一部としてのつつじの山としてはちょうどいい大きさかなと思いました。こちら薬王寺のほうが、つつじの花を観賞するには人の数もほどほどの数でのんびり過ごし、撮影できたかと思います。大きな寺院より、個性的な小さな寺院のほうが僕は好きなので、今回薬王寺を訪れることができたのはよかったと思います。

東京都青梅市今井1-2520

塩船観音寺と薬王寺のつつじの花のまとめ

2016年4月30日に東京都青梅市にある塩船観音寺薬王寺つつじの花を撮影するために訪れました。つつじの花が一番よく綺麗に咲いていた時期は、約5日から1週間早かったようです。来年もここ塩船観音寺薬王寺つつじの花を撮影するために、つつじの花が綺麗にたくさん咲いている時期に訪れたいと思っています。

東京青梅 塩船観音寺 つつじ

来年は定番でありますが、東京都文京区にある根津神社つつじの花と、神奈川県川崎市宮前区にある天台宗寺院の等覚院(とうがくいん)つつじの花を撮影するために訪れようと早くも計画しています。これからの季節は次々と季節を教えてくれる花が咲いてくれますので、寺院を訪れて季節を感じてみるのはどうでしょうか?

 

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