今回は花撮影に使うレンズのお話です。
花をどのように表現するかによって、使うレンズは変わります。
花撮影で使うレンズは何を選ぶといいだろうかという疑問に答えていきます。
参考として、自分が花撮影で使っているレンズを紹介します。
それでは、花撮影に使うレンズの話をしていきましょう。
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花撮影に使用するレンズの種類について
花撮影に使用するレンズの種類について話をします。
基本的にどんなレンズでも花の写真は撮ることは可能。
撮影表現によって、使うレンズを変えて撮影することになります。
レンズの種類は下記の種類になります。
レンズ種類に応じた撮影表現と撮影状況を説明していきます。
- 標準ズームレンズ
- 望遠ズームレンズ
- 単焦点レンズ
- マクロレンズ
- 広角ズームレンズ
●標準ズームレンズ
広角から中望遠までの焦点距離を使えるので、いろいろな表現で花を撮影可能。
場所も狭い場所や広い場所などいろいろなロケーションにある花の撮影に対応できる。
●望遠ズームレンズ
近づけない遠方の花を大きく撮影できる。
大きなボケを使って花の表現ができる。
マクロレンズ的な撮影も可能。
●単焦点レンズ
f値が小さく明るいレンズのため、大きなボケを活かして花撮影できる。
焦点距離が決まっているので、限定された画角の中で自分の思い描いた写真を撮る必要がある。
●マクロレンズ
花への近接撮影が可能になる。
普通の単焦点レンズのような撮影の仕方も可能。
近接撮影は単調になりやすいため、撮り方に工夫が必要。
●広角ズームレンズ
場所が狭い場所での撮影がしやすい。
花が大きく広がっている場所を広く撮影することができる。
意図的に花を接近して、広角ズームレンズ独特の遠近感を強調した撮影ができる。
実際に花撮影で使っているレンズを紹介します
実際に花の写真を撮っているレンズを紹介します。
カメラは、富士フイルムX-T4、ソニーα7R IIIを使っています。
以前はニコンD810も使っていました。
そのため、レンズのマウントがばらけてしまっています。
ただ、使うレンズ種類の意図を理解していただければと思います。
●標準ズームレンズ
- XF16-55mmF2.8 R LM WR(X-T4)
- SEL24105G(α7R III )
最初は標準ズームレンズを使って撮影するのが一番写真が撮りやすいと思います。
一番いいところは、撮影しようとしている場所がどんな感じなのかわからない。
そんな時でも、広角から中望遠までの焦点距離があれば、花の撮影ができるからです。
できれば、通しのレンズと呼ばれるf値が変わらないレンズがオススメです。
f2.8であれば、十分にボケを活かした写真も撮れます。
●望遠ズームレンズ
- SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2(D810)
TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (α7R III)
標準ズームレンズと組み合わせで出番が多いレンズです。
レンズ交換をしないように、カメラは2台体制にしています。
近寄れない遠くの花を撮ったり、花を大きく写したり、ボケを活かして花を撮ったりします。
焦点距離70-200mm f値2.8のレンズを持つのがベスト。
α7R IIIは、高画素機のためクロップすることが可能。
TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXDの焦点距離を約1.5倍にして撮影したりします。
高画素機のメリットの一つかもしれません。
●単焦点レンズ
- SEL85F18 (α7R III )
- AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED (マウントアダプターを使用、α7R III )
- NOKTON 40mm f1.2 Aspherical(α7R III )
焦点距離40、60、85mmになるようにレンズは揃えました。
そのうち1本はマクロレンズです。
これらのレンズはボケを活かして花を表現するために使います。
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDはマクロレンズ(ニコンではマイクロレンズと呼びます)。
花の近接撮影にも使います。
花を大きく撮影することは、あまり花の表現をする手法としては使っていません。
そのため近接撮影は頻度は少ないです。
いろいろな焦点距離の単焦点レンズで花を撮影してきましたが。
原点回帰して、最近は焦点距離50mmの単焦点レンズが気持ちよく撮れる感じがしてきました。
SEL50F12GM導入を考え中です。
SEL50F12GM | デジタル一眼カメラα(アルファ)| ソニー
●広角ズームレンズ
- XF10-24mmF4 R OIS(X-T4)
- SEL1635GM(α7R III)
限られた狭い場所での撮影や意図的に花に寄りたい撮影に使います。
使う頻度はとても少ないです。
この種類のレンズも通しのレンズを使うことにしています。
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花をどう表現するかで使うレンズが決まってくる
花を記録する時は、標準ズームレンズで通常撮影します。
花メインの被写体にしますが、周りの風景も取り入れて写真を撮ります。
写真の表現にアクセントをつけるために、単焦点レンズや望遠ズームレンズを使います。
ボケを活かしてその花が咲いている空気感や周辺の風景に雰囲気を取り込んでいきます。
そして全く表情の違うものを撮りたいときに、マクロレンズや広角ズームレンズを使って撮影もします。
まずは、標準ズームレンズで花撮影をして、次にどんな表現をしたいかを考えると、次に使いたいレンズが見えてくると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
花撮影に使うレンズは、他のジャンルの写真と同じように、自分が表現したいレンズを選んで使うが基本です。
いろいろ花を撮影してみて、自分が表現したいものを探しながら、レンズも探していくのが近道です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
花撮影のレンズ選びの参考にしていただければと思います。