旧水戸街道 亀有 一里塚

旧水戸街道を小菅から亀有まで歩いてみた

梅雨の季節に入りましたが、梅雨とは思えないほど爽やかに晴れていたので、旧水戸街道を散歩してみようと思いました。旧水戸街道の出発点は、北千住宿です。明治から昭和初期に荒川放水路の工事が行われ現在は荒川が流れており、旧水戸街道は途中分断されてしまっているので小菅から出発することにしました。今回は亀有まで歩いてみようと思います。さて今回の旧水戸街道を歩くタカログ散歩はどうだったでしょうか?

旧水戸街道は北千住からすぐに荒川で分断されてしまっていた

現在北千住のそばを流れる荒川は、江戸時代や明治時代初期には流れていませんでした。関東は昔から川がたくさん流れていて氾濫をすぐ起こし、湿地帯のような場所でした。江戸時代には、60年かけて利根川東遷(とねがわとうせん)の大工事を行いました。隅田川は江戸時代から幾度も氾濫を起こしており、1910年(明治43年)の大洪水を期に当時の内務省が荒川放水路の計画を進め、1911年(明治44年)に工事を始めて1930年(昭和5年)に20年の工期を経て全放水路が完成しました。地図で北千住から始まる旧水戸街道を明治時代と現在を比べてみました。

比較地図 旧水戸街道

この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです

赤い線で引いたところが旧水戸街道になります。現在の地図をみると旧水戸街道が途中で荒川でなくなってしまっているのが一目瞭然です。そのため北千住から旧水戸街道をずっと歩けない状態になっています。以前、北千住を訪れた時に旧水戸街道を途中まで歩いた写真があるので見てみましょう。

まずは、今も賑わいのある旧北千住宿を出発点し北へ向けて歩きます。写真の右側手前に横山家、左側に吉田家が見えます。

旧水戸街道 北千住宿

しばらくすると交差点に着きます。ここが上記の地図の赤線の旧水戸街道起点です。交差点を右に歩いていくと旧水戸街道に入ります。

旧水戸街道 北千住宿

まっすぐまっすぐ常磐線の高架まで歩いていきます。

旧水戸街道 北千住宿

旧水戸街道 北千住宿

旧水戸街道 北千住宿

常磐線の高架に着きました。高架下を進んで歩いていきます。

旧水戸街道 北千住宿

旧水戸街道 北千住宿

高架下を超えると分かれ道に出ました。左の道を進んでいきます。まっすぐ進みます。今度は東武伊勢崎線の高架が見えてきます。

旧水戸街道 北千住宿

旧水戸街道 北千住宿

旧水戸街道 北千住宿

東武伊勢崎線の高架を超える手前に、日蓮宗寺院の久栄山清亮寺があります。槍掛けの松で有名な寺院ですが、今はその古松はないようです。

旧水戸街道 北千住 清亮寺

東武伊勢崎線の高架下を進んで、まっすぐまっすぐ荒川の方へ歩いていきます。

旧水戸街道 北千住

旧水戸街道 北千住

荒川の土手が見えてきました。土手に着いたら、登って荒川を見ながら旧水戸街道の道筋のある方向を見てみました。

旧水戸街道 北千住

旧水戸街道 北千住

荒川放水路が完成する前は、旧水戸街道は続いていましたが今は進むことができません。前置きが長くなりましたが、荒川の向こう側にある東武伊勢崎線の小菅駅で降りて、旧水戸街道を亀有まで歩いていきます。

まずは小菅御殿の歴史を感じながら水戸橋まで歩いてみた

本当は北千住宿から出発し旧水戸街道を歩くのが本来の道のりですが、現在は途中荒川に阻(はば)まれて進むことができないので、東武伊勢崎線の小菅駅で下車し旧水戸街道を歩くことにしました。下記の地図が今回歩く予定の道のりです。

旧水戸街道 小菅から亀有まで

東武伊勢崎線沿線の埼玉県に住み始めて20年以上経つのに、小菅駅は初めて下車する駅です。せっかくなので、まずは荒川の反対側に来たので土手にのぼり、東武線荒川橋梁や東京スカイツリーをNikon D810で撮影してみました。

旧水戸街道 東武線荒川橋梁

旧水戸街道 東京スカイツリーと荒川

そのあと、東京拘置所の近くを訪れてみました。ここは伊奈家小菅御殿があった場所で、徳川家光から小菅に10万坪の土地を拝領したところです。僕の中では伊奈忠次が有名であり、徳川家康のもとで、代々検地、新田開発、河川改修をしていた人物です。伊奈家は代々、新田開発や治水工事をしていきます。荒川放水路という治水工事がその近くで行われ、完成したのは伊奈家との何かの縁を感じました。

いろいろな思いを持ちながら次に小菅銭座跡(こすげぜにざあと)だった西小菅小学校に少し寄り道をしてから、旧水戸街道に入りました。明治時代ごろまでは北千住から街道は続いていたことから、寂れてしまってましたが小さな商店街を見ることが出来ました。進んでいくと綾瀬川にかかる水戸橋に着きました。

旧水戸街道 水戸橋

旧水戸街道 水戸橋

水戸橋を渡り真言宗薬王寺と日蓮宗蓮昌寺を訪れてみた

水戸橋を渡り旧水戸街道から少し外れ、左方向へ歩いていくと真言宗豊山派寺院、宝珠山普門院薬師寺にたどり着きました。葵の家紋が掲げてあり、水戸光圀が江戸へ行く途中で目の痛みを治したという言い伝えのある寺院です。ご本尊は不動明王さまで、寺号にあるよう薬師堂がありお薬師さま(薬師如来)もおられました。綺麗に手入れをされている寺院で身が少し引き締まりながら、不動明王さまには、「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」と真言を、お薬師さまには「オン コロコロ センダリマトウギソワカ」と真言を唱え参拝をしました。真言はなかなか覚えることができませんが、真言が書いてあったのでそれを見て唱えました。薬師寺はまた参拝に訪れてみたい寺院の一つになりました。

旧水戸街道 薬師寺 山門

旧水戸街道 薬師寺 本堂

旧水戸街道 薬師寺 薬師堂

東京都足立区綾瀬1-14-20

そうして、また旧水戸街道に戻り東に進みます。日蓮宗寺院、法光山蓮昌寺が見えてきました。元天台宗の学僧、日念が創立し、その後日頂のもとで日蓮宗に転宗したようです。徳川家光が鷹狩りの際に寄った時、境内の蓮の花を賛美し蓮昌寺と称するように命じたことから、現在の寺号となりました。日蓮宗の僧の名前はとても印象に残りやすく、日蓮日朝日像日朗など日蓮宗の寺院を訪れるごとに自然と覚えてしまいます。ここでは、南無妙法蓮華経とお題目を唱え訪れたことに感謝をしました。最後に蓮昌寺の寺紋が右離れの立葵で、見とれてしまいました。

旧水戸街道 蓮昌寺 山門

旧水戸街道 蓮昌寺 本堂

旧水戸街道 蓮昌寺 立葵

東京都葛飾区小菅4-20-35

旧水戸街道を少し外れて真言宗九品寺を訪れてみた

さて、日蓮宗蓮昌寺をあとにして旧水戸街道を進むことにしようと思いましたが、亀有までひたすら歩くことしかないので、それなら旧水戸街道を外れ南に進み、真言宗豊山派寺院、西方山安養院九品寺を訪れてみました。本尊は山号院号寺号で阿弥陀さまとわかります。山号は西方極楽浄土を意味し、院号の安養は極楽浄土を意味し、九品は阿弥陀さま上品中品下品を表しています。真言宗寺院を訪れたので、真言の「オンアミリタテイゼイカラウン」と唱えました。阿弥陀さまの真言は覚えていました。阿弥陀さまに会えたので、北の方向へ進み元の旧水戸街道に戻り、亀有までひたすら歩きました。

葛飾堀切 九品寺 本堂

葛飾堀切 九品寺

葛飾堀切 九品寺 九品仏

葛飾区堀切6-22-16

旧水戸街道の一里塚に辿りつき、散歩の終点真言宗宝持院を目指しました

今回は中川を越えて宿場町新宿(にいじゅく)まで歩かず、亀有でタカログ散歩の終点にしました。次回新宿を起点に旧水戸街道を歩きたいと思います。話を戻して、亀有にある一里塚跡まで来ました。昔の一里塚跡は残っていませんが、水戸光圀と格さん助さんの像が立っていました。

旧水戸街道 亀有 一里塚

そのあと、真言宗智山派寺院、香取山恵明寺(えみょうじ)を訪れ、近くの香取神社に寄って、青戸にある真言宗宝持院を目指して歩きました。恵明寺の山号を見て、香取神社の別当寺だったのだなと思いました。

旧水戸街道 恵明寺

東京都葛飾区亀有3-32-25

旧水戸街道 香取神社

東京都葛飾区亀有3-42-24

環状七号線を青戸方面に歩いて、真言宗豊山派寺院、薬王山宝持院真頂寺を訪れました。本尊は、薬王山の山号でわかるように薬師如来です。タカログ散歩が無事に終わったことに感謝しました。宝持院は江戸時代には中本寺格寺院で30ヶ寺の末寺を擁し、先ほど訪れた九品寺宝持院の末寺の一つです。末寺が13寺院ほど廃寺になっているので、少し寂しい気がしました。

旧水戸街道 宝持院 本堂

旧水戸街道 宝持院

東京都葛飾区青戸8-18-18

小菅から亀有までの旧水戸街道のまとめ

今回は小菅から亀有まで旧水戸街道をタカログ散歩してみました。実際に旧水戸街道を歩くまで荒川放水路は街道を分断してしまった邪魔な存在と思っていましたが、関東において幾度もあった川の氾濫の歴史を知ることによって、荒川放水路の完成はこの地域に住む人々にとって安心に暮らせるようになったことを嬉しく思いました。そして、旧水戸街道の歴史的な跡地や寺院を訪れることによって、いろいろなことを知りました。

また、いろいろな寺院を今回も訪れることができました。僕は宗派問わずいろいろな寺院を訪れて参拝し、そこの土地の歴史を感じながら、一眼レフカメラで撮影して時間を過ごすことがいつも楽しみです。最後に今回はNikon D810を持って歩き撮影しました。フルサイズの一眼レフカメラで決して小さくありませんが、D750と変わりなく重さを気にせずに撮影できました。次回のタカログ散歩も楽しみにしていただければと思います。

 

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