
タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXD正式発表
2020年4月7日、タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXDが正式発表されました。
この大変な時期に期待の望遠ズームレンズを発表されたのは、少し気持ちが明るくさせるニュース。
首を長くして、発売日が発表されるのを楽しみに待っていました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、本来予定していた4月下旬から、2020年5月14日でになります。
発売のスケジュールが移動しましたが、これは仕方がないこと。
早速、これから予約をしようと思っています。
その前に70-180mm F/2.8 Di III VXDをじっくりみていきたいと思います。
さて、タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXDはどんなレンズでしょうか?
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70-180mm F/2.8 Di III VXDについて
正式発表された70-180mm F/2.8 Di III VXDを見ていきたいと思います。
タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXD製品ページ
まず、希望小売価格は15万円(税抜)ですが、予約価格は123,750円(税込)(2020年4月8日現在)です。
だいぶ手の届きやすい価格だと思います。
ソニーEマウント用にいい感じの望遠ズームレンズが出てきました。
次に、下記がこの望遠ズームレンズの特徴です。
- 開放f2.8通しのレンズでありながら小型軽量
- かつてない高速高精度のAF
- 非常に高い解像力と描写力
- 最短撮影距離0.85m
●開放f2.8通しのレンズでありながら小型軽量
小型軽量は、一番求めていたものだったので感動しました。
今使っているタムロンのほぼ同じスペックの望遠ズームレンズは、SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2。
レンズの重さは1485gあります。
それをニコンD810につけて撮影するのでとても重いのです。
70-180mm F/2.8 Di III VXDの重さは810g。
このレンズをソニーα7R IIIにつけて合計の重さは、約1380gになります。
それは、SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2の1本分のレンズの重さ。
だいぶ写真を撮るのに楽になる軽量さです。
70-180mm F/2.8 Di III VXDの焦点距離70mm時、レンズ本体の長さは149mm。
SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2のレンズ本体の長さは、191.3mmです。
約4cm長さがコンパクトになりました。
小型軽量だけでも使ってみたい理由になっています。
●かつてない高速高精度のAF
かつてない高速高精度という文言がついたAFが搭載されました。
AFが速くて正確にピントが合うのは、頼もしいです。
タムロン初のリニアモーターフォーカス機能、VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)を開発したとのこと。
髪の毛1本分の1/10以下の0.005mm単位で位置精度があります。
正直、すごいとしか言いようがありません。
実際撮影に使ってみないと快適さや使いやすさがわからないです。
果たして実感が湧くのかわかりませんが、低速低精度のAFよりはましですね。
昔使ってたタムロンのSP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACROのレンズを思い出しました。
決して写りが悪いレンズではないですが、やはりAFはちょっと不満でした。
●非常に高い解像力と描写力
非常に高い解像力と描写力。
ここは非常に興味があるところ。
いろいろな単語が並んでいますね。
- レンズ構成14群19枚
- XLD(eXtra Low Dispersion)レンズ
- LD (Low Dispersion異常低分散)レンズ
- GM(ガラスモールド非球面)レンズ
- 複合非球面レンズ
先ほどのAFの項目と同じく、実際撮影に使ってみないと実感できないです。
ただ、ソニーFE70-200mm F2.8 GM OSSとほぼ同じスペックとも言われています。
結構期待できるレンズかなというのが感想です。
●最短撮影距離0.85m
最短撮影距離0.85m。
望遠ズームレンズで寄れるレンズです。
マニュアルフォーカス設定では、広角端70mmでは0.27mまで寄れます。
撮影で寄れるということは、結構大切なことです。
花の撮影をすることが多いので、また違った撮影ができるのではないかと楽しみにしています。
最後に気になることがあります。
- 三脚座がない
- 防塵防滴でない
- 手ぶれ補正機能がない
●三脚座がない
レンズ本体の重さが810gですごく重いというわけでないからか、三脚座はありません。
三脚に固定して使う頻度が少ないと思うので、大丈夫だと考えています。
●防塵防滴でない
このレンズは、簡易防滴構造ですが防塵防滴ではないです。
ただ、α7R IIIも防塵防滴ではないので、多分過酷な撮影はしないと思います。
土砂降りの雨の中では、代わりに富士フイルムX-T2を使っています。
●手ぶれ補正機能がない
手ぶれ補正機能をレンズにつけると、小型軽量のレンズにできないと感じました。
α7R IIIのボディ内手ぶれ補正だけで、撮影していくことになります。
これも実際使って写真を撮ってみてからの感想です。
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ソニーFE70-200mm F2.8 GM OSSとの比較
SonyAlphaRumorsに比較レビューがあります。
First review of the new Tamron 70-180mm f/2.8 FE lens
タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXDとソニーFE70-200mm F2.8 GM OSSとのレンズ比べ。
以前、FE70-200mm F2.8 GM OSSをα7R IIIで何度も使うかどうか迷いました。
やはり重さが1480gもあるのは躊躇してしまいます。
この比較記事で、70-180mm F/2.8 Di III VXDを使ってみようと思いました。
●タムロン70-180mm F/2.8が有利な点
- 隅がシャープ
- 透過率が高く見える(実際のT値が1/3段が小さい)
- 最短撮影距離が85cm(ソニーは96cm)
- 大幅に安い
- 軽い810g
- 新しいAFシステムはスチルでも動画でも非常に速い
●ソニーFE70-200mm F2.8 GMが有利な点
- ソニーの方がよりしっかりとした感触
- 三脚座がある
- インナーフォーカス
- レンズ内手ブレ補正が搭載
- 鏡筒にボタンがある
- 望遠端が長い
- 逆光耐性に優れている
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXDを予約しようと思っています。
しばらくSP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2も併用して、撮影していこうと考えています。
写りの良さよりも撮影で使いやすいかに注目しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXDの望遠ズームレンズの参考になればと思います。
タムロン70-180mm F/2.8 Di III VXD製品ページ
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